中小企業診断士一発合格者からみた試験対策 blog 

中小企業診断士1次試験524点、2次試験264点で一発合格した筆者が勉強法をお伝えします

【中小企業診断士一次試験】経営情報システム、IT初心者でも得点源にできる方法

経営情報システムは、一次試験7科目の中で「IT系の仕事をしていないと不利なのでは」と思われがちな科目です。ただ実際には、他の科目と比べて出題範囲が比較的絞られており、暗記のウエイトも高いため、IT初心者でも対策次第で得点源にしやすい科目でもあります。今回は、この科目の特徴と攻略のポイントを整理します。

経営情報システムはどんな科目か

経営情報システムは、大きく次の2つの領域から構成されています。

  • 情報technology(IT)の基礎知識:ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベースなどの基本的な仕組み
  • 経営情報システムの活用:業務システム、情報セキュリティ、システム開発の手法、経営戦略とITの関係など

IT関連の仕事をしている人にとっては馴染みのある内容も多い一方、そうでない人にとっては専門用語が多く感じられます。ただし、出題される内容は基本情報技術者試験のような専門資格ほど深くはなく、「経営者に助言する立場として知っておくべきITの基礎知識」というレベルに留まっています。

頻出テーマ

一次試験の経営情報システムでは、次のようなテーマが繰り返し出題されます。

  • コンピュータの基本構成(ハードウェア、ソフトウェア)
  • ネットワークの基礎知識(LAN、インターネットの仕組みなど)
  • データベースの基本概念
  • 情報セキュリティ(暗号化、認証、脅威への対策など)
  • システム開発の手法、プロジェクト管理の基礎
  • 経営戦略とIT活用の関係(DX、業務システムの導入など)

IT初心者でも得点源にできる理由

① 出題範囲が比較的絞られている

企業経営理論のように複数の学問領域を横断する科目と比べると、経営情報システムは扱う範囲が体系立っており、頻出テーマも比較的絞りやすい科目です。範囲をある程度絞って学習しやすい分、対策の効率が上がりやすいという特徴があります。

② 暗記中心で対応できる部分が多い

経済学や財務・会計のように、理解や計算処理そのものが問われる場面は少なく、用語の意味や仕組みを正確に覚えておけば対応できる問題が多い科目です。暗記科目として直前期に詰め込む戦略も、他の科目より効果を発揮しやすいです。

③ 日常的にIT用語に触れる機会が増えている

クラウドサービス、セキュリティ、DXといった言葉は、IT系の仕事をしていなくても日常的に目にする機会が増えています。完全に未知の分野を学ぶというより、聞いたことのある言葉の意味を正確に定義し直す、という感覚で学習を進めやすい科目でもあります。

攻略のポイント

① 基礎用語の定義を正確に押さえる

似たような用語(例:LANとWANの違い、暗号化と認証の違いなど)を混同しないよう、それぞれの定義を正確に押さえることが得点の安定につながります。

② 図解で仕組みを理解する

ネットワークの構成やシステム開発の流れなど、図で示されるとイメージしやすい内容が多くあります。文章だけで理解しようとせず、図解の助けを借りながら学習すると定着しやすくなります。

③ 直前期にまとめて詰め込む戦略も有効

暗記のウエイトが高い分、他の理解系科目(経済学、財務・会計など)ほど早い段階から時間をかける必要性は低い科目です。直前期に重点的に詰め込む戦略も、この科目に関しては効果を発揮しやすいです。

つまずきやすいポイント

  • 専門用語への苦手意識で学習を後回しにしてしまう:範囲が絞られている分、後回しにしても直前期の詰め込みで十分対応できる科目ですが、放置しすぎると単純に触れる時間が足りなくなります
  • 似た用語を混同してしまう:略語や専門用語が多く、定義を曖昧に覚えていると選択肢を絞り込めなくなります
  • 深く理解しようとしすぎる:診断士試験で問われるのは基礎知識のレベルであり、IT専門資格のような深い知識までは不要です。深追いしすぎず、頻出範囲を優先する意識が大切です

IT用語の暗記に苦労したら

IT系の仕事をしていない場合、独学だと専門用語を一つひとつ調べながら学習することになり、思った以上に時間がかかることがあります。

ただし今は、図解やイラストを多用した講義形式の教材で、専門用語を効率よく学べるものが増えています。私が当時使っていた通勤講座も、今はSTUDYingとして、こうした視覚的な解説を交えた講義スタイルになっているようです。専門用語の暗記に時間がかかると感じる方は、こうした教材で効率化を図るのもおすすめです。

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経営情報システムは、出題範囲の絞りやすさと暗記中心の性質から、対策次第でIT初心者でも十分に得点源にできる科目です。深追いせず、頻出範囲を優先して効率よく学習を進めてみてください。